森井聖大ファンクラブ通信

    マイペース・マイワールド

    感無量

    昨日、【何故?2号】を読んだ女性の読者からメールをもらいました。
    その女性はずっと入院しています、生死の淵で病気と戦っています。
    その人が僕の『交響曲』を「ひきこまれるように読みました。命の尊さについて考えました」と言ってくれました。

    ああ感無量。

    百人の健康優良児に認められるより一人の病人が共感してくれる方が嬉しいのです。
    誰に向かって書いているのでしょうか。
    悩み、苦しみ、生と死、そういうことを感じ考えている人に伝われば、それでいいと思っています。
    だから今回、命のことを日々意識している人に命をテーマにした拙作が認められるというのは、この上ない喜びでした。
    また書こうという気持ちになりました。
    この女性のメールは市井の小さな作家である僕にとって芥川賞をもらうより価値があります。
    何故?が存続する意味がある言葉だとも思いました。
    何故?は執筆者だけで作るのではなく、読者によって意味を授けられ作られていくのです。
    この道を淡々と進んでいけたら僕は幸せです。

    当たり前のことですが、放ったイメージを形にしてくれるのは常に読者なのです。
    すべての物語は読者の心が作り出したラストシーンによりはじめて終わることができるのです。

    そんなことを改めて感じたメールでした。
    ありがとうございました。




    Category : 何故?記
    Posted by 椰子金次郎 on  | 0 comments  0 trackback
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