文学戦隊『ザ・ブンガクマン』

    今日も仕事中文学のことを色々考えていた。
    昨日、文学がポップカルチャーになる要素はもはやないと書いたあとに、しかしどこかひっかかるところがあった。
    そう言い切る前にポップカルチャーにする為の方法を考えていないではないかと自戒した。
    子どもからお年寄りまでわかりやすく伝えないといけない。
    そう考えながら、ふっと湧き出た答えらしきものが、この文学戦隊『ザ・ブンガクマン』だ。
    ヒーローものだ。
    『ブンガクレンジャー』や『ブンガクライダー』などもあるが、ひとまず一番しっくりきたのが『ザ・ブンガクマン』だった。

    今はアバウトだが、大体こういう話だ。

    はじめは一人でいいと思う。
    徐々に仲間を増やし5人になるかもしれない。
    まだそこまで考えずに、物語をすすめてみたい。

    幼少期から文学を読みふけっていた少年がいる。
    彼がのちの『ザ・ブンガクマン』になる。
    名は文生(ぶんせい)という。
    苗字はまだ考えていないが、しっくりくるものがいいだろう。
    文生は、父が文学好きで子どもの頃から父の書斎の蔵書を読んで育ってきた少年である。
    ある日、高校生になった文生が本を読んでいると、本の中から、文学の精が飛び出してくる。
    「ザ・ブンガクマンとして世のため人のために戦わないか?」
    そう文学の精はいう。
    奇天烈な話だが、様々な物語を読んできた文生は、この世に不思議がないことを知っている。
    悩んだ挙句、世界の平和を守るため、少年は『ザ・ブンガクマン』となることを誓う。
    もちろん毎回、敵も現れる。
    必殺技は今のところ適当だが『ブンガクキック』や『ブンガクパンチ』などの初歩的なものから、徐々に『ブンガクサンダーハリケーン』なども使えるまでになる。
    大きな敵にたどり着くまでに、小さな敵を倒して行くというありがちな一話完結ものだが、毎回最後に『今日の読書コーナー』がある。
    『ザ・ブンガクマン』のオススメの一冊というべきものだが、そこでたとえば林芙美子や葛西善三や太宰治などの著作の一節を抜き出し朗読し、『次回へ続く』となる。

    頭の中でも「これが面白いのか」それとも「やはり面白くないのか」なんとも判断しづらいところがある。
    時間がある時に絵コンテを作って、動画などで作ってみたいところだ。
    しかし文学の面白さを伝えるために出てきた答えが『ザ・ブンガクマン』だったというのは、少し情けない気もしないではない。



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