マイペース・マイワールド

    心おもむくままに

    2013劇団どくんご小倉公演(と余り関係ない)或る小倉日記伝

    夕方の17時前に小倉城前に着くと、旦過市場で和風BARムーシャンをやっているともさんが、どくんごのテント前で一人バーベキューをやっていた。アウトドア用の簡易テーブルをこしらえている。私も向かいに座る。ひとまずビールで乾杯した。
    「今日は晴れてよかった」
    退勤途中の市職員が目の前を足早に通り過ぎていく。それを見ながらのビールがうまい。炭火で焼くぼんじりもうまい。基本ほぼ2人で飲んでいたのだが、19時半の開演までに、元黒テントで現在門司に帰ってきているYくんや、京都で自主制作映画の女優をしていたKさん、ピカラック代表のTさん、革命家のTさんらも時にくわわり、演劇の話や映画の話などをしながら、いよいよ芝居の幕があがった。

    平日だというのに、ほぼ満員で、笑いと感動に包まれつつ、21時すぎに芝居が終わった。

    それから恒例のテント内での打ち上げがはじまった。
    夜中2時くらいまでやっていたのだが、前半はYくんに主に黒テントの話を聞きながら、私が今度映画を撮りたいという話をしたら、「いいですね」ということも言ってくれたので、女優のKさんを含め今後そういうこともできるかもしれないと少しばかり嬉しくなった。
    後半は主に今回からどくんごの女優として参加されている石田さんと話をした。今はかなりぽっちゃりしているが、1年間日本を縦断するなかで、去年のミチコさんのように痩せて九州に帰ってくるのだろうか。
    これ私的に2013年どくんごツアー最大の見所である。

    2時過ぎに、どくんごのテントを去り、ともさんとノスタムというBARに行った。
    4時半まで店で飲みながら、店を閉めたあと、「小倉の夜はこれからだ」とばかりに、マスターのRさんと店にいた常連のお客さんと私とともさんの4人で、小倉駅前の白頭山という焼肉屋に入った。
    ひとまずトイレに行き、座敷に戻ると、もう1人増えていた。一人で飲んでいた青年をともさんが誘ったらしい。よくわからぬまま、ひとまず5人で乾杯をする。青年は名古屋から来たとのことで、あてのない一人旅をしていて、現在小倉に4泊目だという。色々と話したのだが、朝6時半をまわった頃、名古屋から来た青年は突如、涙を零し、泣き出した。聞けば、若く見えたが36歳で、結婚していたのだが、嫁に捨てられ、子どもにも会えず、自暴自棄の心境で、一人旅にでたらしい。無論慰めるはずもなく、4人で、叱りつけ、怒鳴りつけた。
    「青い」「甘えるな」「愛がない」「バカヤロー」
    そう言いながら、乾杯を繰り返し、7時半に店をでて、路上で「今日もおれたちが北九州を支えたな!」とよくわからぬが何となくわかる不思議なハイタッチをした。

    私は小倉駅から電車に乗り、通勤途中のOLの間に酒臭いまま座った。目を閉じる。飲みすぎて吐き気を催すなか、何度かこみ上げてくる吐瀉物を飲み込みながら、どうにか1時間かけて家まで辿り着いた。夜勤明けで、36時間くらい寝ていなかったので、すぐに布団に倒れこみ、眠った。

    こうして私の2013年どくんご小倉公演は無事に終わった。
    とても楽しい一日だった。

    Posted by 椰子金 on  | 0 comments  0 trackback
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