我輩は最後の読者であるー文芸即売会における本の買い方篇ー

    我輩は、一般書店では飽き足らず、自分だけの作者を探しに来た、貪欲な読者である。

    我輩が想定した客の心得はこうだ。

    ①会場に入り、ブース(卓上)だけを見つめ、本だけを見ながら、歩く。
    ②気になったブースの前だけに立ち止まり、ここではじめてブースに座る作者と目をあわせる。
    ③目の前の作者に「これはどういうものでしょうかね?」と説明を聞く。
    ④きちんと自著の説明、テーマ、コンセプトを話してくれた、意欲に溢れた作者の本だけ、買う。



    色々な性格があり、うまく話ができない人もいるだろう。

    会話の上手下手ではなく、気持ちの問題である。

    たどたどしくとも良い。

    自著に対して言いよどむ者、誠意を持って伝えようとしない者、中身の説明を全くしない者は、論外である。

    文字ばかりの本を、一瞬ぱらぱらと立ち読みしたところで、少しばかりの文章の良し悪しはわかっても、作品の良し悪しはもちろん、どのような物語かなど、何もわかるはずないのである。

    即売会そのものに対する宣伝ならまだしも、ネットでの自身の販売物の宣伝など阿呆がすることである。

    読者が目の前にいる、作者も目の前にいる、そこで何を語れるかだけだ。

    その後、家に持ち帰り、その本を、読みはじめることになる。

    ①~④を経て購入したならば、少なくとも、心ある作家の、意欲溢れる作品を購入したことだけは間違いない。

    これだけで得るものは大きい。

    今回、この方法で、意欲漲り成長著しい詩人の詩集を1冊、才気迸る新しいカタチの作家の詩集と小説を一冊ずつ、計3冊の本を購入した。

    今、ゆっくりと、それを読んでいるところである。

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