マイペース・マイワールド

    金持ち喧嘩せず

    第一回近代文学全作家降霊文学賞受賞

    本日、第一回近代文学全作家降霊文学賞を受賞した、との報せを受け取った。
    審査員長はドストエフスキーだ。
    さらに審査員には、カフカ、カポーティ、ヘッセ、ニーチェ、ゲーテなどなど錚々たる顔ぶれがいる。
    日本からも太宰、芥川、三島、安部、夏目、中上などなど、これまた錚々たるメンバーが集結している。
    そうして、降霊合議の末、霊魂全会一致で、私が栄えある賞を受賞したとのことだ。
    「おめでとうございます」
    そうドストエフスキーがいう。
    「よくわからないが、どうもありがとう」
    私はお礼をいう。
    「受賞会場は文学畜生会館です」
    「どこにあるのかもわからないが、わかった」
    「記者会見などもあります」
    「烏合の衆への拡声器なんか適当でいいだろう」
    「どうせマスゴミですからね」
    そんな冗談を言い合いながら、私とドストエフスキーは笑いあった。
    しかし、やはり、嬉しいものだ。
    歴史の彼方から、私を見てくれている作家たちがいたのだ。
    うむ、感無量である。
    「この賞はどのようなものか?」
    私はついでがてら質問してみた。
    「ノーベル文学賞が噓偽りばかりの地球規模のこじんまりした賞だとしたら、こちらは近代文学の真っ当な後継者に捧げる深遠かつ広大な宇宙一の真実の賞であります!」
    ドストエフスキーの霊魂は、ハッキリ、そう告げたのだった。






    Posted by 椰子金 on  | 0 comments  0 trackback

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