マイペース・マイワールド

    金持ち喧嘩せず

    My テリー

    今日はテリーの掃除をしたんだ。
    2時間くらいかかったよ。
    少しばかりの汗もかいたんだ。
    日々テリーに乗っていて、こんなことを思うんだ。
    「今日は調子がいいな」
    「おいおい今日は機嫌がいいな」
    「このままどこまでも走れそうだな」
    ってね。
    でも、それとは逆に、こんなことばかり気になったりする時もあるんだ。
    「どうしたテリー?今日は何だか変だぞ」
    「体調悪そうだな」
    「どこか悪いのか?」
    でも、勘違いしないで欲しいんだ。
    私だって何も今までずっとこんなことを考えてきたわけじゃないんだよ。
    何台もの車やバイクに乗ってきたんだけどね、正直言って、それほど大事にもしてこなかったんだ。
    テリーなんてイカした名前もつけていなかったしね。
    ただ乗っているだけで、特に興味もなかったんだ。
    それと同じようにね、実はこれまで自分の肉体についても、ほとんど興味がなかったね。
    人間として自分の肉体に乗っている感覚も希薄だったんだ。
    魂優位論みたいなもんでね。
    これといって大した病気もしてこなかったこともあるのかな。
    だから、生きているも死んでいるもなかったよ。
    本当のところ夢も希望も何もなかったね。
    なんだろうね。
    こうしてテリーに命を預けるように跨っていると、ようやく肉体と魂が一つになった気がしたんだよ。
    いつ死んでもおかしくないからかな。
    バイクに乗っている人ならわかるよね。
    毎日のように命からがらの場面があるもんね。
    そうしてきっとどこかで本当に命を失くすバイク乗りが毎日のようにいるはずなんだよ。
    運もあると思うけどね、ただそれだけじゃないはずなんだ。
    自分の運転技術の不備や限界を知ってさ、自分の肉体やバイクの特性を知ってね、無理なく走っているかどうか、とかね。
    だから、自分の心臓に耳を傾けて、テリーの心音に耳を澄ましているんだ。
    最後まで、〈私〉を乗せて走って欲しいからね。
    「おまえは、もう、私そのものなんだ」



    Category : バイク日誌
    Posted by 椰子金 on  | 0 comments  0 trackback

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