我慢して生きる事ー武田泰淳『ひかりごけ』を読んでー

    春がきたのか。
    こないのか。
    まだ寒いね。
    コタツに入っていたよ。
    横になって、本を読んで、過ごしていたんだ。
    なるべく立ち上がりたくなかったから。
    小便なんかもギリギリまで我慢してね。

    『ひかりごけ』を読んだよ。
    久しぶりに思考の深さを感じたな。
    表層的な思考を突き破ってたね。
    生きる核心に迫っているよ。

    船長は罪人として裁かれたんだ。
    でもね、本当は、誰にも船長を裁く権利はないんだよ。

    我慢して、食べました。
    (裁判を受けている)今も、我慢しております。
    武田泰淳『ひかりごけ』より



    船長は、人肉を、我慢して食べたんだ。
    でも、我慢して、食べない人もいたんだよ。
    同じ我慢という言葉だけどね。
    この2つの我慢には、雲泥の差があるよね。

    もし、この先の人生で、万が一『ひかりごけ』のような状況になった時にはね。
    他の人がどんな理屈を並べ立ててもね。
    もう、決めたよ。

    私、我慢して、食べるよ。

    もちろん、私が先に死んだ時は、迷わず、私を食べていいんだよ。
    生きる糧をアナタにあげるよ。








    コメント
    トラックバック
    トラックバックURL
    Comment Form








    管理者にだけ表示を許可する






    カテゴリ
    月別アーカイブ

    Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ