マイペース・マイワールド

    心おもむくままに

    JASONさん(とGoogleさん)へ「言語表現にアダルト定義は可能なのでしょうか?」

    JASONさんへ

    先の記事へのコメントありがとうございます。
    少し気になる問題ですので、あえてここに書きます。
    まずはじめに、例として、下記の詩二編はアダルトか否か聞いてみたい。


    男の子のマーチ

    おちんちんはとがってて
    月へゆくロケットそっくりだ
    とべとべおちんちん
    おにがめかくししてるまに

    おちんちんはやらかくて
    ちっちゃなけものみたいだ
    はしれはしれおちんちん
    へびのキキよりもっとはやく

    おちんちんはつめたくて
    ひらきかけのはなのつぼみ
    ひらけひらけおちんちん
    みつはつぼにあふれそう

    おちんちんはかたくって
    どろぼうのピストルににてる
    うてうておちんちん
    なまりのへいたいみなごろし

    谷川俊太郎





    海へ

    海よ、おお、海、僕はもう射精する、悲劇の時代の終点をつげる硬い性器から噴出する射精、波が僕を完全にのみつくした、おお僕は射精する、おおお、射精する、未来にむかって紫色の虹のように天啓にうたれながら僕は射精する、お、おおお……

    中上健次



    上の谷川俊太郎の詩は1960年刊行の「あなたに」への中の一編です。
    下の中上健次の詩は同人誌「文藝首都」に寄稿した1965年あたりの「海へ」という長編詩のなかの一節です。


    上記二編の詩なのですが、これもアダルトになるのでしょうか?

    もしそうだとすると、インターネットが公の場として浸透したことの証明なのでしょうが、元々のインターネットを思うときに、少し寂しくなったわけです。
    それに付け加え、何か大きな世間的に認められている組織が、先の定義をアダルトであるとした時に、建前も何もアダルトの定義をあまり考えないふっとした【イメージ】から【建前】を【本質】と取り違え、現実的にも広告を差し止めるということもありますし、性への言語表現(あるいは性を連想させる言葉)を何か「悪いもの」「背徳的」と思い違いをする可能性すらあって、実際、現在そういう勘違いも横行し、ほぼ洗脳のようなことが起こっているのではないかと思ったわけです。
    そんなことを繰り返していたってしょうがないと思うんです。
    幼い子どもが気軽に立ち寄れるコンビニのあの狭い本コーナーの中に堂々とエロ本が売られているこの国で。
    あれも誰がどう見てもエロ本なのですが、昔の裸で彩られたエロ本と違って、表紙の女性は服を着ているのです。
    表向きは服を着ているけど、でも中身は裸のエロ本ですよ、本当の。
    グラビアアイドルという名でほぼ裸なのに頭隠して尻隠さずみたいなポーズでアダルトではないと言われても確実に性欲を刺激して体を売っているわけです。
    言葉は表も裏もないというと語弊ありますが、表と裏という二面性しか有しないような単純なものではないので、言葉に対するアダルトという定義は無理があると思わざるを得ません。
    それをやると言葉狩りになってしまいます。
    結局50年も前の詩をひっぱりだして、おれが何を言いたいのかというと、何にも変わっていないばかりか、ますます言葉を排除(言葉狩り)し、本当のことをベールに包み、それを最先端のインターネット企業たるものがまだ次の時代もやり続けようというのか、という気がして、Googleに一言物申したかったわけなのです。
    言葉を読み解くことを放棄しているのと同じだと思うんです。
    広告主への配慮というのかもしれませんが、広告主は子どもやPTAのおばはんではないでしょ。
    大人なら読めばわかると思うんです。
    別に広告収入が欲しいから言ってるわけじゃありません。
    1年やってたった702円です。

    Posted by 椰子金 on  | 5 comments  0 trackback

    5 Comments

    小倉 says...""
    思うことがあるのでコメントします。僕の価値観では、素朴にまず、そもGoogleの社員はきちんと森井聖大の記事を文芸として読んでません。インターネットとは情報発信源なのだから、情報として記事は扱われる。

    真っ昼間のお茶の間にストリップの情報は発信されない。

    だから例の記事は僕も、情報としてはアダルトの領域と思います。

    それを変えるには、

    森井聖大の記事は単なる情報ではなく、文芸である、芸術の類である。とGoogleにわからせる必要があると思います。Googleはおそらく、昼間の顔なのだから、昼間にストリップの文化を語る文芸的な力業がなければならないと思います。

    射精もおちんちんも、それ自体において一般的にアダルトなのだからワイセツ物陳列罪があると思います。中上健次の、おお僕は射精する、が、おお僕はお米を食べる、では何にもセンセーショナルではない。射精という卑猥な言葉を、真正面から肯定するところに中上という彼の芸術感あるいは哲学があるのだろう。けれど真っ昼間に路上で射精したら、中上健次はいかに弁明も現在の法律の上で罪人だろう。昔から世知辛い世の中だと思う。面白い問題だと思います。
    2013.01.09 20:07 | URL | #- [edit]
    森井聖大 says..."Re: タイトルなし"
    小倉君へ

    コメントありがとうございます。
    確かにインターネットは情報ですね。
    それがメインでしょう。
    それもそのはず、このブログも、アクセス解析というものがあって、Googleやyahooなどの検索サイトからどんな検索ワードで飛んできたかわかるのですが、大体「ストリップ」と「ピンサロ」という言葉を入力し、ぼくのブログにやってきています。
    ということを考えたらアダルトサイトですよね。
    ただ、でも、そういう風俗情報ではないのは、わかると思うのです。
    例えば谷川俊太郎がブログをやっていてそこで詩を書いている。
    無論「おちんちん」という検索ワードにひっかかるでしょう。
    中上健次が生きていてブログをやっているとして、そこに「おお、僕は射精する!」と書く。
    もちろん「射精」と検索したら出てくるでしょう。
    しかしその詩のブログを、だからといって「アダルトサイトである」というのは、おかしな話だと思うのです。
    アダルトな情報を男性諸君の為に発信しているわけではないです。
    お二方の詩も小説も「おちんちん」や「射精」のことばかりでもない。
    このブログに関して言えば「ストリップ」や「ピンサロ」のことばかり書いているわけじゃない。
    確実に1%にも満たない数しか書いていない。
    あとはほとんどアダルトではない話題なのです。
    厳しすぎるんじゃないのかと思います。
    わざとじゃないにしても、色々なところで色々な大企業や行政などが先回りして考えすぎて、個人個人の人間に考えさせないようにしている、結果的にそうなっている気もします。
    小倉君くらいの人でも「昼間のお茶の間」という表現を使いテレビを価値判断の基準に考えるところで、しっかり時代風潮に洗脳されている気もするわけです。
    恐ろしいです。


    2013.01.11 01:24 | URL | #- [edit]
    小倉 says...""
    御返事ありがとうございます。

    Googleぐらいな大企業になれば、厳し過ぎて過ぎないぐらいなものでなければならないと思います。人間は千差万別なのだから、最低の人間を面倒みるラインでGoogleは基準を抱えているのだろう。

    だから、1パーセントがアダルトならば、たとえば99パーセントが良社会的だったのに、1パーセント、海パンを彼氏の為に万引きしたから警察に逮捕された女性を描いた、太宰治の短編『満願』だったか、の如く、時間の問題ではなく一度の失態が全生活の破滅に繋がる、千野アナの交通事故他殺が恐ろしい。

    なので、やっぱり、そういうものだGoogleが代弁する社会は、と受け入れた上で、Googleの建前を受け入れ、それならば、かの建前を破壊し、こちらのストリップに対する接し方こそ、Googleのストリップに対する先入観や接し方、邪心あふれるGoogleスペシャリストのだらしない価値観より、建前すら具有する良風俗だ、人間賛美だ、と、わからせなければならない。

    タブーとは、潜在的な自己への邪心から生まれる。

    とは、みんなわかっているはず。Googleのスペシャリストとは人間の邪心の代弁者なのだから、あなたの邪心は邪心なのですよ、邪心を踏みにじる芸術により私は女の裸体について語っとるのだ、つまりはGoogleのスペシャリストよりもこっちのほうが社会的だ、禅だ、人間的貪欲即ち社会的無欲だ、何がGoogleのスペシャリストだわからずや西洋人が、くそくらえ、仏やキリストとは糞掻き棒だ、愛を深く、Google社員として責任をもって個々のケースに対処せよ。なんで、要は、団体主義、ことなかれ主義のGoogleスペシャリストの邪心的社会性が、森井聖大から広告費を奪い取った。ささやかながら金銭をさえ強盗したのだろう。何故? で復讐すべし。
    2013.01.15 20:06 | URL | #- [edit]
    森井聖大 says..."Re: タイトルなし"
    小倉君へ

    その通りですね。
    googleの世間知らずの事なかれ主義者になんと言われても、説得できる文章を書けばいい。
    そういうことなら俄然やる気になります。
    四の五の言っても仕方ない、読者を納得させなければしょうがない。
    このブログも僕にとっては『何故?』の活動の一つです。
    『何故?』の活動とは何だろう?
    こういうセカイの物事すべてです。
    こういうことも踏まえながら『何故?第二章』の構想をしているところです。
    アイデアあればいつでもよろしく。
    2013.01.17 21:46 | URL | #- [edit]
    JASON says...""
    相手の視点に立ち何故アダルトと規定するのかを広く深く考えれば、貴方の反駁はまるで的外れなものだと気付くでしょう。

    三流デイベーターないのならば。
    2013.02.03 00:11 | URL | #- [edit]

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