マイペース・マイワールド

    心持ち喧嘩せず

    『何故?第二章 零号ー衝動ー』の追加原稿。小林多佳信『統合失調症のほほん戦記』について

    さきほど、編集部メールを開くと、小林多佳信から、原稿が届いていた。
    『何故?2 零号』の締め切りは2月末だと知っているはずなのだが、と思いながら、ひとまず目を通した。
    タイトルに『統合失調症のほほん戦記・序』と書いてある。
    この内容は、おれが小林氏に、前々から書いて欲しいと告げていたものだった。
    ようやく書いてくれた。
    万感の想いがあった。
    編集作業は終了し、あとは印刷する寸前だったが、急遽この原稿を差し込むことに決めた。
    統合失調症とは何なのか。
    その病と長年付き合いながら生きている作者の言葉に耳を傾けたい。
    小林多佳信のこの身を削るような作品を、小倉風太の『農業日記』と並び、第二章での連載作品にしたい。
    四年ばかりの『何故?第一章』を終えて思うことは、半年に一度の『何故?』だが、真面目に書き続けていたら、みな一冊の本はできたはずだということだった。
    ある読者からメールがきて、
    「森井さんの小説を一冊の本にまとめたんですね、あと木下さんとツクヨミさんの本もできそうですね」
    と書かれていた。
    創刊号からずっと目を通してくれている方だったので、さすが、その通りだった。
    第一章で本にできる作者はおれと木下輝理さんとツクヨミさんだけだった。
    しかしおれ以外の二人は商業出版社に行くとのことで、第一章では結果おれ一人になった。
    第二章では、小倉風太、小林多佳信など書き続けてはいるが途切れた談話しか書かなかった作者陣に、一冊の本を作るつもりで書き進んで欲しい。
    小柳日向など(海野くじらを含め)たった4回だが、きちんと自分と向き合って一貫したテーマで書いているので、もうあと一作ほど真摯に書いたら、一冊の本が出来上がる。
    こういう視点をもって、書くという作業をやってくれたら、たとえ半年に一度でも、四年経てば、立派なものになる。
    その場しのぎで、無為に過ごしたから、無為なのだ。
    こんな誰も読まない雑誌でも、自分を見失わず書く作業をきちんとやっていれば、自ずと結果は出る。
    四年たって、それが、よく身にしみるだろ?
    小林多佳信と小倉風太には、今度こそ期待している。
    何度か言っているが、この世界(文藝)は、(色々な意味で)全部さらけだしたモン勝ちだ。
    さらけだし方をぐだぐだ考える前に、ひとまず「えいや」と脱いで、全裸になってほしい。
    話はそれからだ。

    Category : 何故?記
    Posted by 森井聖大 on  | 0 comments  0 trackback

    Leave a reply






    管理者にだけ表示を許可する

    Trackbacks

    trackbackURL:http://saydie.jp/tb.php/656-84f71bf3
    該当の記事は見つかりませんでした。