マイペース・マイワールド

    金持ち喧嘩せず

    セロトニンについて

    この1週間、風邪でダウンしていた。
    「風邪で休む」
    職場にTELした。
    すると、バイトリーダーが、
    「インフルエンザか?」
    と聞いてきた。
    「それはわからないが、熱があり、体がだるい」
    「病院へ行け」
    もちろん病院に行くほどではなかった。もともと、もうダメだという時にしか病院へ行かない。
    「行かない。キライなのだ」
    それでも、しつこく、
    「行かないとインフルエンザかどうかわからないじゃないか」
    と言ってくる。
    「風邪でもインフルエンザでもどっちでもいいじゃないか。病院の手先か、統計か!」
    私は腹立ち、電話を切った。

    村上龍が言うように、日本国民は、本当に民度が高いのだろうか。
    インフルエンザにも、A,B,Cとあるのに、全てA型とでも思っているかのようだった。
    今回の私の風邪は、ただの風邪で無かったら、B型だ。
    そんなことは病院に行かなくともわかる。
    B型ならインフルエンザであっても、人にうつさないように家で静養すればいいだけだ。
    病院が嫌いなので行かないというより、体調が悪いときに人間と接するのが面倒なのだ。
    もちろん体調が万全な時にわざわざ病院に行く理由もないから、どっちにしろ行かない。
    ともかく、日本人は診断名が好きだ。
    民度が高いからだろうか。
    私には、ただ医療側のお仕着せにしか、もっと言えばレセプト(診療報酬明細書)の問題としか思えない。

    先日の話だ。
    バイト仲間のおばさんが、こう言った。
    「同居している義母が認知症で入院した」
    「何型?」
    と聞くと、
    「え?血液型?」
    と聞き返してきた。
    誰が婆さんの血液型を知りたがる!
    「いや認知症でも色々あるから」
    と再度聞くと、
    「認知症としか知らない」
    と言う。

    しかし認知症というだけで病因に関係なくレセプトは通るのだろうか。
    それなら困ったことだ。
    参考までに、レセプトとはこういうことだ。

    認知症に対する投薬についてのレセプト記述

    今週も、『認知症介護はセロトニンで楽になる』という本を一冊読んだ。
    これもまた、著者は脳科学者らしいが、終始、認知症とだけ書いてあるだけで、この認知症が指すものがアルツハイマー型と明確に書いておらず、編集者がこれはやばいと思ったのだろうか、急遽付け足したかのように、目次の後ろの余白ページに〈注〉と但し書きして、こう追記してあった。

    認知症は、病因によってアルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症などに分けられており、現れる周辺症状も変わってきます。
    本書では、アルツハイマー病の場合について述べています。


    認知症と銘打った本で、なおかつ脳科学者でも、これかと呆れてしまった。
    しかし内容は、認知症にちなんだストレスの本で、なかなか参考になった。
    ストレスの軽減の仕方みたいな内容で、認知症の介護にも役立つし、ストレスというならばほぼ全人類的に共通項だし、誰にでも関係ある内容だ。
    脳には、前頭前野(人間として社会生活を送るのに不可欠)と大脳皮質(言語や知能)と大脳辺縁系(感情や快・不快の情動)、視床下部(食欲や性欲など生存に不可欠)、そして問題の脳幹(歩行・咀嚼など生命活動の基本となる運動をコントロールする、心の3原色といわれるドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン)がある。
    アルツハイマー型認知症になり、大脳皮質が萎縮しようと、脳幹の働きは生涯変わらない。
    ストレスに関しては、この脳幹が大事とのことだ。
    脳幹からは、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンが分泌される。
    ドーパミンは快反応で興奮作用があり、ノルアドレナリンは不快なときに分泌される。
    ドーパミンもノルアドレナリンも分泌抑制できないから、これをセロトニンにより緩和するとのことだ。
    セロトニンとは癒しの役割らしく、分泌は日光、リズム運動、グルーミングでおこるらしい。

    ナチスにおいては、「ハイル・ヒトラー」とリズムよく叫ぶ。
    これが癒しだ。
    秩序だった行軍もまたリズムがある。
    癒しだ。
    音楽を聴く、ダンスをする、ライブに行くなどや、軍歌を歌うことも、リズム運動だ。
    ネトウヨは「シュプレヒコール!」と日光浴をしながら行軍しリズムよく雄たけびをあげる。
    全て癒しで、セロトニンだろう。
    セロトニンが分泌される心地良いことは、民度が高かろうと低かろうと、善悪を問わず、流行るらしい。
    人間がセロトニンにより癒されるからだろう。
    大脳が発達した我々でも、脳幹は大事だ。
    あと、よく笑いが健康にいいというが、実は涙は笑い以上に良いらしいのだ。
    感動し涙を流す、悔しくて涙を流す、色々あるが、涙はセロトニンを分泌してくれるらしい。

    風邪は治った。
    脳幹の作用を知りながら、視床下部を軽蔑せず、大脳皮質に助けを借りつつ、大脳辺縁系より脳幹そのものが大事だと前頭前野に自信を持ち生きていこう。

    参考文献:
    認知症介護はセロトニン力で楽になる (青春新書INTELLIGENCE)

    最後になりますが。
    風邪には気をつけてください。

    Posted by 椰子金 on  | 0 comments  0 trackback

    Leave a reply






    管理者にだけ表示を許可する

    Trackbacks

    trackbackURL:http://saydie.jp/tb.php/806-4801b6ea
    該当の記事は見つかりませんでした。