マイペース・マイワールド

    金持ち喧嘩せず

    ウーマンラッシュアワー村本~なにわの正統派ピン芸人・中山功太について

    最近、休みが多く金がないせいで、ひきこもり状態でyoutubeを観ていた。
    ほとんどテレビは観ないから、去年ブレイクした日本エレキテル連合もよく知らない。
    いつものように、やすきよの漫才を観ていた。
    すると不意にウーマンラッシュアワーという2013年の『THE MANZAI』チャンピオンが関連動画として表示された。
    ひとまず観てみたら、久々に熱気(オーラ)を感じた。
    要因としては、村本の早口言葉と、舞台を使い切るコント55号のような動き(村本は村本の持ち場である観客からみてステージ左半分を動き回る、もしこれがコント55号のようにステージ全体を駆け回ればもう漫才ではなくなり、コントとなるギリギリのラインなのだ。とはいっても漫才王やすきよは共に舞台全体を駆け回るのだから、良きものはジャンルを超えるのだろう)、そしてコミュニケーションの7~8割はボディランゲージということを知った上での体の動かし方だ。
    何本か漫才を観るうちに、この漫才にはもう一つテーマが隠れていることに気づいた。
    言葉とボディランゲージの面白さ以外に、いつしか今回も噛まずに言えるだろうか、がんばれ、と心の中で応援させる挑戦という裏テーマが隠れていたのである。
    暇に任せて、ほぼウーマンラッシュアワーのyoutubeにある動画は、オールナイトニッポンも含め、全て観終わった。
    ある程度解釈できたと思う。
    相方の中川パラダイスは天性の芸人として論じる部分は少ないが、努力の人・村本の人気の秘訣は、漫才を含め、ツイッターでもテレビにおいても、常に挑戦する姿勢を見せるから、吊り橋効果あるいはジェットコースター理論と同じように、このはじめに感じた、「大丈夫だろうか」という心配(ドキドキ)が応援(トキメキ)に変わるのである。
    さすがに、私がピンときただけに、テレビを観ないせいで知らなかったが、もう去年かなり売れたらしい。
    もともと全国区のテレビに紹介したのは、2009年頃か大阪滞在時にふとつけたテレビでこれはすごいと感じた島田紳助だったとのことだ。
    たしかに、そういわれると、早口という芸風は、若かりし頃のビートたけしや島田洋七、それに当の島田紳助の漫才に似ているところがある。
    ただ、このように去年人気者となった村本だが、年始の人志松本のすべらない話という番組で、1年間使いまわした同じネタを披露し、微妙に変えたところが災いし、すべった。
    今までぎりぎりで乗り切った挑戦が失敗した瞬間である。
    私は、終わったかと、一時、絶望しかけたが、だが、フジテレビでミレニアムズという番組をはじめているらしいので、これで挽回すればいいのだろうと気持ちを持ち直した。
    ミレニアムズという番組には、ミレニアム(2000年)にデビューした芸人を集めているとのことだ。
    この年のデビューには、他にキングコング、とろサーモン、ピース、平成ノブシコブシ、NONSTAYLE、そして中山功太などがいるのだが、出演者は、ナイツ、南海キャンディーズの山里、ウーマンラッシュアワー、流れ星、オードリーである。
    オードリーのラジオで若林が話していたことと、ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン二部で村本が話していたことで考えあわせると、『THE MANZAI』のスタッフが多く、本当のところウーマンラッシュアワーと流れ星を売り出したいのだろうし、同期であっても温度差があるのはもう既に売れておりテレビに小慣れした者とこれからの者との差だろう。
    ナイツがコントをするのは新鮮味があるが、オードリーと山里は同期であってもこれからの芸人ではないのだ。
    これは私からの提案だが、ミレニアムで集めたいのなら今回のブログの主役である中山功太を追加せよ。
    そうそう、南海キャンディーズの山里と中山功太の関係性を、このブログを書く過程で検索していたら、面白いHPを見つけた。
    現在二人は仲が悪いようだが、南海キャンディーズの山里がまだ足軽エンペラーというコンビ名でやっていた頃、中山功太と一緒にジオシティーズで作っている手作り感満載のHPである。
    よしもとの超若手!とある。

    足軽エンペラーと中山功太のホームページ

    このプロフィール欄に夢という項目がある。
    それからの山里と中山功太を予言しているようで面白い。
    山里は夢に〈全国区〉と書き、中山功太は〈おもしろい芸人〉と書いている。
    これだけ見れば、二人とも夢を叶えているではないか。
    感慨深い。
    しかし彼らは上品であった。
    HPを自分たちの手で作り、ネット時代に対応することはしたが、村本ほどネットの力を信じていなかったのだろうし、強引なまでに手段を選ばず、ツイッターをも利用し、21世紀の芸人として頭角を現した村本ほど我武者羅ではなかった。
    新しさとは、ネタ(作品)の新しさだけではなく、その方法論を含めてまで言うのだ。
    さて、それはともかく、ミレニアムズへの提言に話を戻そう。
    ミレニアムズに中山功太が出れば、傷点という大喜利のコーナーももう少しキレのあるものになる。
    最後のトークのシキリも若林ではありがちなのだから、ここは思い切って村本にやらせてみたまへ。
    村本を前面に出し、中山功太と、ついでにとろサーモンを追加する。
    これだけで今までにない新しい番組となるだろう。
    しかし、ミレニアムズのコントは一体誰が作っているのか、どうにも、ひどい。
    なかでも、村本と若林が評論家のようなものに扮し若者文化を斬る的なコーナーは、見てられない。
    もう既に村本は〈村本〉というキャラを演じているのに、さらにもう一つおじさんを被せるから、意味がわからなくなっているのだ。
    AD三人娘も上記の理由で村本だけ浮いている。
    わかりやすく例えるなら、ふなっしーがめじろんの着ぐるみを着ているようなものだ。
    村本は同じネタを使いまわすことで、底の浅さが垣間見えてきたし、〈村本〉以外の芝居もできない。
    僕らの時代の中で、
    「考えて作りこんだネタが最強。視聴者は居酒屋のトークを聞きたいわけじゃない」
    と語っていたが、どうせ番組も増え時間不足で、ネタは枯渇する。
    素のままで〈村本〉になれるように変えていかないといけない。
    向学のためにも私の書籍を読んでもらいたい。

    宇宙適 超S宣言: 宇宙時代の処世術

    他にも色々ある、ともかく語彙や発想を増やすためにも、たくさん読書して欲しい。
    村本には新鮮味があった、あれは嘘ではないだろう。
    誰よりも貪欲な反骨精神をもちテレビで売れたいと願っていた、それも嘘ではないだろう。
    もっと高みにいけるのに、ここで終わっては非常に勿体無い。
    今年が勝負だ!
    名MCになりうる逸材なのだから、テレビ芸人として、さらに頑張ってもらいたい。
    ともかくミレニアムズは、コーナーの見直しをして、演者を変えないと、せっかくの番組が早急に終わることになるだろう。

    さて、問題は、中山功太である。
    なぜに、2009年R-1チャンピオンで、なおかつ発想も話術もあり、面白いのに、東京で売れないのか。
    山里曰く、NSCの頃から、人気のキングコング、才能の中山功太と言われ、誰もが面白いと思っていたらしい。
    しかし、当の本人は、今田と東野の番組で、
    「12年たって面白くないことに気づいた」
    とか
    「世間からの評価は低く、芸人に高評価なのは、未だに芸人仲間を笑わすだけのしょうもないネタしかやれてないからだ」
    と言う。
    中山功太の動画もyoutubeにupされているものは全て観た。
    私なりに考えてみたが、いみじくも全く関係ない話の中で、村本がすべらない話の中ですべった、あの小5男子の言葉として何気なく語った
    「面白いと楽しいは違うんだよ」
    がキーワードかもしれない。
    中山功太は面白い、だが楽しくはない。
    テレビ向きではないと自分自身で言う。
    テレビは、どちらかというと、面白さよりも楽しさを優先させる媒体だ。
    中山功太に比して、たとえばゲッツ坂野などは面白くないが、楽しい。
    食いっぱぐれることはないから好きなことをやると言う。
    テレビより舞台だと思っているのだろうか。
    ならば何故未だに東京にいるのだろうか。
    やはり東京にいることの意味は、全国放送のテレビ番組で、お笑いをやる、という目的があるからだろう。
    もう〈おもしろい芸人〉という夢は叶えたのだ。
    今こそ、〈全国区〉とプロフィールの夢欄を更新する時なのだ。
    面白いことはもう皆わかっている、次は視聴者を楽しませてほしい。
    千鳥の大悟は中山功太の先輩らしく、どうにか中山功太を引き上げたいと思っているようで、ちょくちょく番組内で名前をだしネタにする。
    だが大悟にできることはそれくらいで、これ以上はどうすることもできない。
    とろサーモン久保田が行くという動画に日常の中山功太がでる。
    これはとても面白い。
    大悟同様、久保田も中山功太を応援しているのだろう。
    NSCに入れば誰でもが一応は芸人もどきにはなれるが、R-1グランプリで優勝するほどの実力がある人はそうそういない。
    前述の今田と東野の番組で、二人から、
    「売れる順番待ちのなかにいるのだから、待っていればいずれバスが来る」
    と励まされていた。
    もちろんウーマンラッシュアワー村本のように、多少無理をしてでも、バスを追いかけてもいいし、順番を抜かしてもいいのだ。
    本人が自称するように、中山功太は、ナニワの正統派ピン芸人だ。
    だが、ナニワの正統派ピン芸人が、東京でくすぶっているようでは、ナニワに申し訳ないではないか。
    お笑いBIG3の寿命もいくばくもない状況で、ダウンタウンや爆笑問題や有吉にも、もう飽きた視聴者は、すぎちゃんや日本エレキテル連合で場をもたせたり、いみじくも24時間テレビで笑い飯・哲夫が言った言葉は自分たちにはねかえり、次なる芸人が現れるまで、坂上忍で間を繋いでいるのだ。
    たしかに、このバイト先のBARの厨房で、寝袋で一夜をすごす動画投稿も面白い。



    ああ、そうだ、みんな知ってるよ!
    あんたはナニワの正統派ピン芸人や!
    みんな、もっとウーマンラッシュアワーや中山功太を観たいのだ。
    しかし、みんな、テレビをリアルタイムで観るほど受動的な人間ではないし、舞台を観ることもできない貧乏な暇人なのだ。
    なので、心から、テレビで成功し、youtube動画が増えることを祈っている。
    これが、24時間×1週間、お笑い動画を観まくって得た感想だ。
    暇人の哀れなネットの子と哀れむべからず。
    最後、中山功太に行き着いて終わったことに、意味があった。
    健闘を祈る。


    Posted by 椰子金 on  | 0 comments  0 trackback

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