マイペース・マイワールド

    心持ち喧嘩せず

    詩誌『二日酔いのモナムール』ー小柳変酋長へー

    私は、現在、自身初の詩集である『人間よ去れ』を執筆中である。かつ、『おおいた・ことばあそび界』創立記念号の印刷・製本作業もし、更には、支払期日が迫った各種取立ての為に、背水の陣をしき、パチンコ店にせっせと通っているところだ。執筆も印刷も順調だが、パチンコだけは負け続け、更に事態は悪化している。どうしよう。。
    それはともかく。
    そんなところに、小柳日向が満を持して刊行する詩誌の表紙が送られてきた。
    小柳氏は、
    「これで、いいですか?」
    と聞いてきた。
    もちろん小柳氏が描いた表紙絵のことではない。裏表紙に掲載する自作の詩の一節のことだった。他の作家は自分で選んだようだが、私は変酋長である小柳氏に一任していたのだ。


    日表造形社詩誌1

    なにが詩だ。恥を知れ。-森井聖大


    さすが私の小柳日向だ。詩人が集うイベントに、この一節を掲げるとは、気概と審美眼に満ち溢れている。
    他の作家の顔ぶれを見ると、白昼社の泉由良、大坂文庫の上住断靱、西瓜鯨油社の牟礼鯨(wikipedia)である。この詩誌については、私も中身を知らないので、とても楽しみだ。
    しかしながら、感慨深い。以前は私が変酋長をしていた『何故?』のメンバーであったのに、時を経て今では立場が逆転してしまった。
    更には、『何故?』の最後に、木下輝理が言った言葉。
    「いい作品だけ載せたら良かったのに。せっかく同人誌以上のものになれたのに。勿体無かったですね」
    私が、長年、悩んでいたこの言葉を、今回、小柳日向は易々とクリアしてしまった。寄稿を募るのではなく、自分の目で読み良いと思う作家にだけ原稿を依頼する、という方式をとったからだ。
    さらに、木下さんは、こうも付け足していた。
    「変酋長は優しいからダメでしたね」
    このことも考え合わせると、小柳日向は、他者へのいたわりよりも、クオリティを優先する芸術至上主義者なのだろう。まあ、私を誘ったのだから、良い目を持っているのは間違いない。今回、ポエイチの打ち上げが終わったあと、小柳氏主催の二次会にも誘ってもらった。小柳氏に会うのは二年ぶりか?例の名文と誉れ高いブログ(小柳日向『人生に、絶望してるんっすよ』)以降、避けられている気がしていたので、誘ってもらえて正直嬉しい。しかし、この時、文フリやポエイチに対してこんなことを言っていた、あの小柳日向だが、2年の月日がたち随分と変わってしまったようだ。2年という月日とそれぞれの変化を考えると色々と感慨深い。2年前自身で言っていたありもしない希望(幻影)にすがるしかない大人に、とうとうキミもなったのか。それとも、あの日私が博多駅ビルのピザ屋で語った、文フリが諦めた既存の商業出版社を脅かす文学運動を、新時代の文学レーベルによる新たな文学の商業化を、本気でやる気になってくれたのか。ともかく会ったら、小柳変酋長!と手を振ろう。そうして、おごってもらおう。なにしろ私は、『何故?』の時、文フリ後の打ち上げでは、メンバーの制止を押し切ってまでも、売り上げ金や財布の有り金を全てだし、当日来てくれた執筆者には一切手出しをさせないようにしてきたのだ。もちろん小柳氏もそうしてくれることだろう。もしかしたら『何故?』の支援者だったY子さん(私の親戚のおばさん)も来るかもしれないから、その時は二人分だ。
    負け続け、もはやまったく余裕がない(福岡まで行けるかどうかも危うい)ので、よろしく頼む。


    Category : 福岡ポエイチ
    Posted by 森井聖大 on  | 0 comments  0 trackback

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