マイペース・マイワールド

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    第四回福岡ポエイチ総括ー文学の行く末ー

    第四回福岡ポエイチも、私的に、いよいよ終わりだ。
    今回は、ブログに書いてきたように、色々な新しい人と出会えて、いつにもまして新鮮だった。
    というか、今まで文学フリマ界隈しか見ていなくて、他の人たちに目がいっていなかったのかもしれない。
    泉由良やにゃんしーや上住などもポエイチの打ち上げには来ていないし小柳さんなども来ていない。
    何故かは聞かなかったが、何となくわからないでもない。
    本人たちは意識しているかどうかは別にして、私自身も去年まではそんな感じであった。
    今回は、もう文フリをやめるとして、では他に何があるのか、という自分なりのテーマがあったから、自然と、文フリには行かない他の人に色々な話を聞くことになり、他の人の文学への取り組み姿勢が気になっただけだ。
    文フリ福岡が今年からはじまることにより、ポエイチ自体もやはり何かしら変化するとも感じた。
    それはたとえば、文フリがこうだから、ポエイチはこのコンセプトを守る、という、これまで色々と考えてきたことを全て無に帰し、いわば、「このまま進む、変化しない」という意志への変化かもしれない。
    私も、それでいい、と思う。
    牟礼鯨が、こんなことを言っていた。
    「加藤治郎、誰それ?」
    当日は、色々と偉そうに解説してあげたが、それもwikipediaからの又聞きだ。
    短歌の世界では知られている人らしいが、もちろん短歌の世界など興味がない私が知るはずもない。
    「短歌コミュニティでは有名らしい」
    「短歌ってコミュニティか?」
    「短歌はそうよ」
    だが、短歌コミュニティで知られている人を知る機会にもなったし、これはこれで、とても有意義なことだ。
    さらに、私は、牟礼鯨に、わざと、こんなことも聞いてみた。
    「黒瀬からん(漢字の変換が面倒くさい)は知ってるだろう?」
    「ああ、金沢にいたハンケチ君ね。それでも、それ以外、知らない。なんだ、あれ?」
    「知らんのか、勉強不足だな」
    「短歌って何かの宗教?全く俵万智以外知らないんだが、一体、誰向けの創作なんだ?」
    「コミュニティ向けや。そんなこともわからんのか。文フリと一緒や」
    まあそれでも、こういう感じで、ポエイチのゲストとして見て、何となく知っていけば、それでいいような気もする。
    ポエイチは、そういう意味で、文藝のよく知らない人を紹介するという本当の文藝好きが集まる場でいいような気がする。
    三角みづ紀さんも実際ポエイチまでは知らなかったくらいだし、文藝なんぞ、基本、売れてる作家以外、誰も知らない世界なのだ。
    「ポエイチは、多分、俵万智を呼ばないだろう」
    私が言うと、牟礼鯨は、
    「なんで?呼べばいいじゃん?」
    と聞き返してきた。
    「ポエイチは反商業主義だからだよ」
    「というか非商業主義だろ。反文フリでもなく非文フリだ」
    「まあ、たしかに」
    そういう詩人らしい脱世俗なイベントでいい。
    ここはそれだから、とても居心地がいいのだから。
    「遊びに行くならポエイチ、ケンカしに行くなら文フリ」
    私が、そうまとめると、
    「ああ、そうだ、酒鬼薔薇が絶歌って本出したな。仲間に入れようぜ。反人間主義だし丁度いい」
    牟礼鯨が、いきなり、こんな提案をしてきた。
    「だが、奴は、幻冬舎の見城が絡んでいるし前の事件のやり口にしても今回の太田出版からの出版にしても徹頭徹尾商業主義だし、文フリなんて知らんやろ」
    私としてもその方が面白いが、反人間主義、反商業主義、反文学フリマという三点ともが同じ方向性でないと、いずれ内部抗争が起きるのは目に見えている。
    すると、牟礼鯨が、神妙な顔をし、こう聞いてきた。
    「あんた、もしかして、元少年Aか? 聖の字が同じだし」
    「だとしたら?」
    「酒鬼薔薇聖斗がこの世に3人いることになる」
    「えっ?」



    ともかく、このような文学の話ができるのは、とても楽しい。
    福岡ポエイチは、私にとって、(実際)私生活をも変えてくれた、最高のイベントだった。
    夏野雨さんはじめ、ポエイチスタッフの皆さんに感謝したい。

    最後に、『何故?』ではじめて、第一回福岡ポエイチに参加した際のPVをご覧下さい。
    (※実は、このPVの挿入歌で友人のミュージシャン渡辺誠志の歌を使ったのだが、あまりに良い歌だったせいなのだろう、夏野さんから、「福岡市後援のイベントですし著作権などの問題もあるのでタンブラーへの掲載は不可」と言われた経緯があった。「いや友人だからちゃんと許可もらって使ったんだ」と後で説明して「ああそうでしたか」と言われたのも、今となっては良い思い出だ。)




    それでは、皆さん、お元気で。

    Category : 福岡ポエイチ
    Posted by 森井聖大 on  | 0 comments  0 trackback

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