(歯が痛いが)明日から熊本2

    思い起こせば40年下天の内にくらぶれば夢幻の如くだった。第二の故郷わが熊本へ明日帰る。3階建ての3階だ。いわば天守閣だ。私は誰の家来でもない。だが2階以上に住むのはかれこれ20年ぶりだ。思い起こせば2階が多い。エレベーターがあってもなくても容易に部屋にたどり着けるからだ。今度は久しぶりの3階。20年前4階に住んでいた時はかなりひきこもっていた。エレベーターがなかったし降りるのが面倒だったからだ。今度は3階。ひきこもるかどうか五分五分といったところだろう。隣室はどんな人だろう。野蛮人でなければよいが。アパートは大学の目の前だから学生だろうか。だとしたら女子であって欲しい。いや妙な事件を引き起こす可能性もあるから、隣人は当たり障りのないオタクな男子がいいだろう。あれこれ考えると頭がおかしくなりそうだ。どう考えてももう現実はそこにあるのだ。私が知らないだけで私の隣人になる男か女はもうそこで自らの幸か不幸かわからぬが独自の生活を営んでいるのだ。歯が痛い。一昨日から寝る前になると疼きだす。眠れない。副交感神経優位になるからだろうか。明日はまた2時間半もかけて熊本なのだ。今日も眠れないのだろう。面倒だが生きていると思えばいいのだ。生きるとは疲労のことか?山へ逃げ去ったはずのキツネが電信柱の影から私の隙を伺いながらじっと覗いている。歯が痛い。歯が痛い。歯茎かもしれない。この世の全てはキツネの仕業と知った不惑の年。明日から天守閣だ。負けるわけにはいかぬ。


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