『草枕の里』来訪記

    熊本県玉名市の小天という山間の集落に草枕の里という場所が有る。
    夏目漱石『草枕』の舞台となった土地である。
    山を分け入り、みかん生い茂る段々畑をすり抜け、遠くに海を眺めながら、小生は草枕の里へたどり着いた。
    まずはよくわからないので草枕交流館に入る。

    草枕交流館

    草枕交流館2

    案内役の貴婦人は頗る丁寧に『草枕』の裏話など色々なエピソードを教えてくれる。
    ジブリの宮崎駿監督も訪れたようで、その時のサインや写真などが展示してあった。
    話によると、監督もまた草枕の愛読者であるそうで、スタッフ250名程度を引き連れ、この草枕の里へやってきたとのことであった。
    ポニョを描く際に草枕をヒントにし、また前田家別邸の離れを風立ちぬの場面に使用したとのことである。
    他にも『草枕』の登場人物たちのその後の人生模様なども語ってくださり、草枕を様々な角度から深く味わえるような交流館となっておった。
    色々な資料館をまわってきたが、稀に見る丁寧な資料館であった為、小生はいくばくかの感動を覚えた次第である。
    その後、草枕道を通り、漱石が泊まった前田家別邸へと向かう。

    草枕道

    前田家別邸北口小川

    前田家別邸看板

    前田家別邸離れ

    当時そのままの姿が垣間見え、漱石の面影がありありと目に浮かんだ。

    漱石地蔵

    離れの和室にあがると、記帳所がある。
    小生は、在りし日の漱石を思い浮かべながら、熊本での漱石との出会いにより着想した次回作への意気込みを、心を込めて書き記し、この地を後にした。

    草枕とクソ枕


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