森井聖大ファンクラブ通信

    マイペース・マイワールド

    取調室〈5〉

    5

    つい、先日、コメント欄に、名も知れぬどこかのクソガキから書き込みがありました。

    この手の、落書き便所のうんこ野郎には、ちょっと前の私ならば、罵詈雑言を浴びせていました(人のブログに無記名で批判めいたコメントを書き逃げするようなアホが口走る文学についての考察)が、今のネットにはいてくれた方がいいと思い、むしろ好感さえ抱きました。

    何も言わずに、すぐさま警察に通報するような絶望的なコミュ障よりは、幾分、救いがあるでしょう。

    どこかのガキンチョがコメントをしているのは、約5年ほど前、文学フリマについて書いた(文学フリマの文学性の無さについてという)記事でした。

    久しぶりに、見てみると、今回のことを予言するかのような、コメントがあり、少しばかり驚きました。

    以前は文藝批評などもされていた、現在はサイエンス誌に論文などを発表している数理経済学者である、浦橋月葉さんからのコメントでした。

    以下、抜粋します。

    審美観ばかりでなく人生観の問題としても、森井さんは対立や葛藤を好まれる方だろうと推測されるのですが、これは現代の主潮である癒しや安らぎとは異なっていますね。現代漫画文化はギャグ文化であるとも言えると思うのですが、ギャグが好まれるのも、それがある種の安らぎをもたらすからという面が強いと思います。そう考えると、森井さんの精神構造は反現代的であるような気がします。

    森井さんは、文学とは反社会的なものであるという信念を持っておられるのでしょう?反社会的だったら、反現代的・反時代的でもあり得るわけです。流行に沿っていくことは他者=社会に迎合する行動ですから。流行に背いて己の美学を追求していくこともまた、反社会的文学の実践になるのではないかと思います。但し、反社会性を実践することは大きなリスクを背負うことであるという覚悟は必要かと思いますが。



    私は、その時、以下のようなコメントを返信していました。

    かいつまんで言うと、文学が反社会的にならざるを得ないのは、本質を求めた結果としてで、要はいみじくもなのであって、決して目的ではないのです。

    反社会的であることが、目的ではなく、否応なしの結果であるなら、覚悟も何も、どうしようもない問題かなとも思うんで、生き辛さはあるんですが、覚悟なんてものは大してない気がします。いや、あるけど、あると言えない種類の覚悟はありますが、結果に現れない内は、僕ごときが、あまり言わない方がいいような種類のものでしかないです。
    まあ、キャパ一杯まで頑張りますが。



    まさに、今回、私の思う文学を実践し、ひた走り、追求していった、結果が現われました。

    あなたの仰る通りになりました。

    ようやく、5年の月日がたちまして、今、その覚悟を改めて考えなおし、語るべき時期が、訪れました。



    Category : 取調室
    Posted by 椰子金次郎 on  | 7 comments  0 trackback

    7 Comments

    まさとしですが今晩は says..."まさとし"
    災害でしたようでございますが、ご無事でしたでしょうか。

    恥ずかしながら、3日前にようやくテレビをつけられる精神状態取り戻しまして・・・それから、ずっと心配しておりました・・・。
    そうそう。
    お名前森井さんと仰るのでしょうけど写真でみた貴方さまの白せきつるっとしたお顔を、今朝夢でまで見ましてね。

    (恥ずかしながら、あの写真はPCに保存しております。単に拡大しながら拝見しているのみですから、ご安心下さいな!)


    南条あやさんは、インターネットでホームページ拝見してよく存じ上げておりましたが、Englishになりまして読みにくいと思う次第でございます。
    2016.05.04 22:21 | URL | #9ddgPdqs [edit]
    浦橋月葉 says...""
    お久しぶりです。

    先日こちらのブログを訪問して、警察沙汰に巻き込まれているらしいことを知り、何事だろうと思っていましたが、一連の記事で大体の事情はわかりました。

    警察もこれ以上踏み込むことはあるまいと思いますが、社会に発信する限りは、警察に限らず様々な他者との軋轢は避けられません。言論に対する反論が言論によることも保証されていません。その覚悟をよくよく認識された上で、今後の活動を続けてください。
    2016.05.05 14:41 | URL | #- [edit]
    森井聖大 says..."Re: まさとし"
    まさとしさんへ

    地震は被害もなく大丈夫でした。
    精神状態が安定したようで何よりです。
    私のあのおでこに「文」と書いた写真でしょうか?
    拡大されてまで見られるのは少々気恥ずかしいですが、まあお好きにお使い下さい。
    南条さんについてのコメントですが、もしかしたら今回の件へのことで、日本語で書くから問題が生じる、いっそ英語にすれば、という助言かなとも感じました。
    確かに、英語で書いてから、google翻訳などを記事の下につけて、すぐ日本語に翻訳できるようにしておくとか、そういう方法もこれからは必要かもしれないですね。
    それでは、お体に気をつけて、長生きしてください。

    2016.05.06 13:49 | URL | #- [edit]
    森井聖大 says..."Re: タイトルなし"
    浦橋さんへ

    お久しぶりです。
    たまたまあった、匿名の落書きのような少年のコメントで、今一度読み返しまして、正直、浦橋さんの予言に驚きました。
    私も40になりまして、ちょうどこれからの活動について考えていた時期でしたので、ちょうど良いタイミングで、このことを考える良い機会を頂いたと前向きに捉えています。
    確かに、言論に対する反論が言論とは限らない、ということも、今回、身にしみて感じました。
    今回、幾分、平和的な行政という機関でしたが、真の暴力もあるでしょうし。
    ゆっくりとこれまでを振り返りながら、これからの文学活動についても考えてみようと思います。
    数学などは全くの門外漢でよくわかりませんが、己の道を突き進む姿には、感銘を受けています。
    ありがとうございました。
    2016.05.06 14:00 | URL | #- [edit]
    小倉風太 says..."No title"
    一言で言えばルサンチマンですね。家庭の幸福と、仕事とを、両立したいのが、現代人か。

    誰かを、見下さなければ、己を保てないうちは、まだまだ、ひよっ子である。世の中をなめるではない。

    警察文明を成長させるには、我々芸術家の力も必要だが、それで彼ら市民は気付きを得るが、いや、森井さんは、しがない無名な便所の落書きをしながら、コンビニで、今日は思いきってサンドイッチを買おうかなあ、と、なにやら傍目からみると哀しい、一、無能の人を、愛してあげてください。そういう人が、僕は好きです。僕は基本的に、犯罪者のほうに同情します。僕は天才に近いからこんなしがないブログの、コメントも、書くならきちんと書くですが。南条あやに反応したまさとし氏は、真面目な人だな。あのぶっちゃけた世界が文学だ。だから、トランプとかアメリカとか安倍晋三とか、批判してよいのだ。脅迫は品が無い、批判は良い、何故なら、批判とは愛を含んでこそなのだから。好きだから批判するのだ。嫌いなら黙殺だ。あいにく、人を嫌いになる能力が私にも無い。

    仕事的発話と、本音的発話を、きちんと、理解しないといけません。知らないことは、知らないと、知らなければいけません。弱い者いじめは、文学にとって、犯罪以上の、裏切りである。しかし、弱い者は、たやすく、肩書きに頼り、己を、守る。何かに甘えて、生きるうちは、ひとは、子供である。天皇陛下は、すべてわかっている。という仮定である。何故なら、日本国民の象徴であるとは、そういうことだ。黙る他に無い。日本人は何人いるんだ。

    天皇陛下万歳、とは、象徴的な発言である。意味は無い。個人ではない。うちの清洲の織田信長は、天皇は単に象徴だと見抜き、第六天魔王を名乗り、痛い目をみましたが、織田信長の治世において、徳川が天下をとったのが、あのタヌキのルサンチマンが、現代にも、生きている。

    みんな、江戸時代の人みたいです。
    2016.05.07 19:11 | URL | #- [edit]
    まさとし says..."まさとし"
    只今わたくしは、人の癒しとなるスピリチュアルポエムを構想中です。
    何しろテレビの微弱な閃光音もまともに受け止められない精神状態が、しばらくの間私の現実であったからです。

    南条あやさんはインターネットのホームページで文章存じ上げておりますし、読ませるものを書かれていたですね!!

    参考にしながらこうありたいというわたくしと世界とへの理想をスピリチュアルなポエムとして描こうと思いますよ!!

    どうでしょうか・・。ポエムのまえのスピリチュアルというのは、論理的思考を積み重ねた上でそれを飛び越える為の我の降霊術に由来しておりますのでどうか、ご了承ください。

    偶然的で有限なわたくしの生に大した意味がないのだからといって、その不安から必然的にnegativeなることもあるまいと考えました末の結論です。

    神的なものの不在を悲しむほど神には親しくなかった訳だし梅雨時のこの絶望感はスピリチュアルなポエムで快癒させてみせますよ。
    2016.05.07 19:54 | URL | #22hNL7Yc [edit]
    森井聖大 says..."Re: No title"
    小倉君へ

    私も、書き込みをした人を好いています。
    そういう人の方を好んでいます。
    ただ私なりの方法で会話をしているだけです。

    「みんな、江戸時代の人のようだ」
    これ、なかなか、的を射た言葉だと感じました。
    何でかは、分かりませんが、何だか頷けました。


    まさとしさんへ

    考え抜いた論理のあとでの「飛躍」という意味での、文学論、とてもよくわかります。
    私も、そのようなことを心がけて、精進しています。
    いつかスピリチュアルポエムを読める日を楽しみにしております。
    2016.05.09 14:53 | URL | #- [edit]

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