マイペース・マイワールド

    心持ち喧嘩せず

    取調室〈8〉+

    8


    私は、もともと、警察とかそういうものが嫌いでしたから、はじめ、警察から「ブログ記事を削除してほしい」と言われ、権力でもって言論を弾圧する気か、と憤慨しました。

    それで、家にある小学館の日本国憲法を開き、憲法第21条を念仏のように唱えて、悪鬼と戦う決意をしました。

    第二十一条
    集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
    検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

    また、インターネット上に書き込んだ作品のようなものに、なぜ警察が動くのか意味がわからず、隣の住人が驚くほどの大声で、憲法31条をも唱えました。

    第三十一条
    何人も、法律の定める手続きによらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰に科せられない。

    私は、いつかの少年時代、「法律なければ刑罰なし、法律なければ犯罪なし」と杉本先生が言っていたのを覚えていました。

    これを罪刑法定主義というんだよ、と中二の頃、社会の杉本先生が言っていました。

    さらに、警察は、削除しなければ、威力業務妨害になるかもしれない、と言いました。

    なぜ、あのような文章で、そんな大げさなものになるのか、全く理解できず、思わずカフカの小説「審判」を想起しました。

    しかし、ようやく、理解しました。

    それは、とても、単純なことでした。

    場所(イベントなので日時は決まっています)を書いており、本当の意味は違いますが、「ぶっ殺す」というような一般的には殺意のある言葉をかぶしていたからでした。

    要は、警察の方が言った、ただそれだけが、威力業務妨害の構成要件にあてはまるようなのでした。

    それでも、何か釈然としない、もやもやが残りました。

    現行の刑法では、犯行予告のような書き込みを取り締まる法律は、ほぼ威力業務妨害しかないような印象でした。

    どういう理由かはわかりませんが、そういう警察の方針、のような印象でした。

    その為、警察はムリをしてでも、必死に、現実的に業務妨害に仕立てようとしている、ような印象をも受けました。

    法なきところに、罪なきところに、罪をつくるような、そんな風な恐ろしい印象さえ受けました。

    もちろん、ただの私的な印象ですから、気にしないでください。

    本当のところは、わかりません。

    ただ、これでは、警察も、可愛そうだ、と思いました。

    また、落書きレベルのイタズラにすぎない、しがない一市民の人々が、大げさな罪を負わされるのも、同様に、かわいそうだ、と思いました。

    威力業務妨害など、という、よくわからないが、字面的に大げさな罪をあてがわれるのを、毎日のようにニュースで目にします。

    とてもではありませんが、このようなインターネットの惨状を、見ていられません。

    なぜ、このような世界に、なってしまったのでしょうか。












    Category : 取調室
    Posted by 森井聖大 on  | 0 comments  0 trackback

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