取調室〈13〉

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    日本国は、三権分立により、権力を三つに分けています。

    インターネットに関しては、立法、行政、司法、の三本柱のうち、立法という柱がうまくいっていない為に、行政と司法の二本の柱に負荷がかかっている印象です。

    その為、人間社会を安定させるための国家という機能が、インターネットに関しては、機能していないように思います。

    法治国家の原則として、現実に混乱が生じているのですから、明文化された法律を掲げることにより、人々に規範を指し示す必要があると思います。

    もちろん、憲法との兼ね合いがありますから、慎重に作る必要がある、とは思います。

    しかし、私がブログで描くような類の、フィクショナルな文章にまで、(イベントの宣伝も兼ねているから当然なのですが)場所と日時と個人名が記載されているから、というだけの理由で、犯罪の構成要件を満たす可能性があるから、と行政司法が介入してくる現状は、どうにも理不尽さが否めません。

    法律がないことにより、本末転倒になっている、と思います。

    新たな法律が、ほぼない中で、インターネット現実に対応するため、警察も、試行錯誤で、奮闘してきたように思います。

    インターネットのことなど全く考えずに作られた、現行の刑法を、想像力で持って、強引にインターネットにあてはめ、実験的な起訴を続け、司法の場での判例をもとに、現実に対応できる、刑法上の罪を探してきた、ように思います。

    最近、よく耳にする威力業務妨害も、そのなかの一つだろうと想像します。

    しかし、それは、あまりにも、強引なものではないでしょうか。

    私は、全く、このことを、知りませんでした。

    いつ、どのように、国民に、周知させたのでしょうか。

    「そんな法律って知りませんね」と、Kは言った。

    「それだからなお困るんだよ」と、監視人が言った。

    「ただあなたがたの頭にだけある法律なんですよ」


    フランツ・カフカ『審判』より



    なにより、この方法では、どうしても、齟齬が、生じると思います。

    結論を言いますと、インターネットは現実そのものではない、という認識から、インターネットに特化した、法整備が必要だろうと思います。

    もしくは、今さら、出来るかはわかりませんが、インターネットを完全なる夢の世界として、戯れの場として、空中楼閣として、現実とは決して関わらない、もう一つの世界、パラレルワールドとして、存在させるか、ということになる、と思います。










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