取調室〈20〉

    20


    私は、個人の自由を何よりも重んじる、19世紀的人間であるのかもしれません。

    憂鬱な現代の状況は、20世紀に入り、生存権、社会権というものが拡大解釈されてきた結果でしょう。

    20世紀半ばに作られた日本国憲法においても、しっかり明記されています。

    憲法第二十五条
    ①すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
    ②国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。



    しかし、いき過ぎると、その他の基本的人権が侵されます。

    国民の要請により、行政権力は、民事不介入の原則を、大義名分をもって、破っていきました。

    行政に頼ることを、このように、繰り返すことで、当然、行政の力は増大していきます。

    逆に、人間力は低下していき、未人となりました。

    これから先も、人間力を失った未人化の果てに、行政力は、ますます強化されていくことでしょう。

    あまりに権利を濫用しすぎると、いずれ、身動きできなくなります。

    日本国民を、がんじがらめに、縛りあげることになるでしょう。






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